WebARの作り方完全ガイド|初心者でもわかるWebAR制作の流れと方法

WebARの作り方完全ガイド|初心者でもわかるWebAR制作の流れと方法

目次

webARの作り方完全ガイド|ツール比較・自作手順・制作会社への依頼方法 | ByAR
監修:株式会社vartique / ByAR編集部 | 公開日:2026年3月

webARの作り方完全ガイド|ツール比較・自作手順・制作会社への依頼方法

✓ Meta社から選出されたAR制作会社「ByAR」による監修記事
✓ 200コンテンツ以上の制作実績 ✓ 40社以上のクライアント実績 ✓ 総計10億回の体験数 ✓ 企画〜制作〜運用まで一気通貫対応
この記事のポイント
  • webARはアプリ不要でブラウザから体験できるAR。QRコードをスキャンするだけで起動できる手軽さが最大の強み
  • webARを作る方法は「8thWall・Niantic Studio・Zapparなどのプラットフォームを使う方法」と「ゼロからコーディングする方法」の2種類がある
  • 高品質なwebARを制作するには専門知識・3Dモデル制作・最適化技術が必要。商業利用・イベント利用には制作会社への依頼が安心
  • ByARはMeta社から選出されたAR制作会社。webAR・SNS AR・ARアプリすべてに対応し、スモールスタート対応
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1. webARの仕組みと技術解説

webAR(Web-based AR)とは、スマートフォンやPCのブラウザ上で動作するAR(拡張現実)技術のことです。専用アプリをインストールしなくても、URLにアクセスするだけ(またはQRコードをスキャンするだけ)でAR体験を楽しむことができます。

webARがどうやって動くのか

webARの仕組みを簡単に説明すると、ブラウザが持つ「WebXR API」「getUserMedia API(カメラアクセス)」「WebGL(3D描画)」といった機能を組み合わせて、リアルタイムでカメラ映像に3D・2Dコンテンツを重ねて表示します。

webARを動かすために必要な主な技術要素:

  • カメラアクセス:ブラウザのgetUserMedia APIでスマートフォンのカメラ映像を取得
  • 画像認識・トラッキング:カメラ映像内の特定のマーカー(QRコード・画像)や平面・顔などを認識・追跡する
  • 3D描画(WebGL):認識した位置にThree.jsやBabylon.jsなどのWebGLライブラリで3Dコンテンツを描画する
  • WebXR API:ブラウザからARデバイスへの標準インターフェース(Chrome・Safari等が対応)

webARの主な種類(トラッキング方法)

種類 概要 活用シーン
マーカー型 特定の画像やQRコードをカメラで認識してARを表示 パンフレット・パッケージ・ポスターへの組み込み
平面検出型(マーカーレス) 床・テーブルなどの平面を検出してARを表示 家具配置・商品プレビュー・インテリアAR
顔認識型 顔を認識してARエフェクトを重ねる メイクAR・フィルター・試着AR
GPS・位置情報型 GPS座標と連動して特定の場所でARを表示 観光案内・スタンプラリー・地域イベント
ジェスチャー型 手の動き・ポーズを認識してインタラクション 体験型イベント・ゲーム・教育コンテンツ

webARのメリット・デメリット

webARのメリット
  • アプリのインストール不要でユーザーの参加ハードルが低い
  • URLやQRコードで即座に配布・展開できる
  • iOS・Android両対応(単一の開発で対応)
  • ネイティブアプリと比べて開発コストが低い
  • キャンペーン・イベントなどの短期展開に最適
webARのデメリット・注意点
  • ネイティブアプリと比べてAR精度・パフォーマンスが劣る場合がある(年々改善中)
  • インターネット接続が必要
  • ブラウザのバージョン・設定によって動作が変わる場合がある
  • 複雑な3Dコンテンツは処理負荷が高く、古いデバイスでは動作が重くなることがある

2. webAR作成に使えるプラットフォーム比較

webARを作成するためのプラットフォーム・ツールはいくつかあります。それぞれの特徴・料金・技術要件を比較します。

主要なwebARプラットフォーム

プラットフォーム 特徴 料金 技術難易度
8thWall 業界標準のwebARエンジン。高品質・高機能。顔認識・平面検出・GPS対応。多くのプロが使用 月額99ドル〜(開発者向け) 中〜高(JavaScript/HTML知識必要)
Niantic Studio Niantic(PokémonGO開発元)のwebARプラットフォーム。8thWallを吸収統合 プランにより異なる 中〜高
Zappar マーカー型webARに強い。ノーコードツールあり。ビジネス向けプラン充実 月額30〜300ドル程度 低〜中(ノーコード対応)
AR.js オープンソースのwebARライブラリ。無料で使えるが機能は限定的 無料 高(JavaScript/Three.js知識必要)
Mind AR オープンソースの画像・顔認識webARライブラリ 無料 高(コーディング知識必要)
Blippar ノーコードでwebARが作れるプラットフォーム 月額10〜100ドル程度 低(ノーコード)

どのプラットフォームを選ぶべきか

プロが商業用webARを制作する場合、業界標準の8thWall(Niantic Studio)が最も多く使われています。高精度・高品質・多機能で、顔認識・GPS・平面検出などに対応しており、デバイス互換性も高い水準です。ByARでも8thWallを活用したwebAR制作を行っています。

個人学習・小規模なプロトタイプ制作であれば、オープンソースのAR.jsから始めるのもよいでしょう。ただし、商業利用・品質重視の場合は有料プラットフォームの使用を推奨します。

3. 自分でwebARを作る手順

webARを自作する基本的な流れを解説します。ここでは8thWallを使った場合の一般的なプロセスを紹介します。

STEP 1:アカウント作成とプロジェクト立ち上げ

8thWall(Niantic Studio)のアカウントを作成し、新規プロジェクトを作成します。ARのタイプ(平面検出・画像認識・顔認識など)を選択します。

STEP 2:3Dモデル・素材の準備

AR空間に表示する3Dモデル(glTF・GLB形式)を用意します。自作する場合はBlender・Cinema 4Dなどの3Dモデリングソフトを使用します。既製の3Dモデルを使う場合はSketchfabなどのモデルサイトから調達することもできます。

STEP 3:シーン構築

3Dモデルをシーンに配置し、AR空間での位置・スケール・アニメーションを設定します。8thWallではブラウザ上の編集ツールでビジュアルに編集できます。

STEP 4:インタラクション・エフェクトの実装

タップ・スワイプなどのユーザー操作に対するインタラクションを実装します。アニメーション・パーティクル・音響効果なども追加できます。JavaScriptでのコーディング知識が必要です。

STEP 5:テスト

実機(iPhone・Android複数機種)で動作テストを行います。AR精度・描画速度・ユーザビリティを確認し、調整します。

STEP 6:公開・配布

制作したwebARのURLを公開します。QRコードを生成して配布することで、ユーザーがその場でスキャンしてアクセスできるようになります。

4. 自作の限界と制作会社に依頼すべき状況

自作webARの限界

webARを自作することは不可能ではありませんが、商業レベルの品質を実現するには、以下のような専門知識と時間が必要です。

  • 3Dモデリング技術:高品質な3Dモデルを自作するにはBlenderなどの習得に数ヶ月〜数年の学習が必要
  • JavaScript・WebGLの知識:インタラクション実装・最適化にはフロントエンド開発の知識が必要
  • AR特有の最適化技術:ポリゴン数・テクスチャサイズの最適化、デバイス互換性の確保は専門的な知識が必要
  • プラットフォーム費用:8thWallなどの有料プラットフォームを使う場合、月額費用がかかる
  • デバッグ・テストの手間:複数デバイス・ブラウザでの動作確認には相応の時間が必要

制作会社への依頼を検討すべきケース

以下のケースは制作会社への依頼をお勧めします
  • 企業のブランドイメージに関わる商業用ARコンテンツを制作したい
  • イベント・キャンペーンに確実に間に合わせたい(納期がある)
  • 高品質な3Dモデル・アニメーションを使ったARを作りたい
  • 顔認識・GPS連動など高度な機能が必要
  • AR制作のノウハウがなく、企画段階から相談したい
  • 社内にエンジニア・デザイナーのリソースがない

事例:ACIDMAN SAIフェス×ARフィルター

クライアント:ACIDMAN SAIフェス(音楽フェスティバル)

課題:音楽フェスのブランドイメージを損なわない、かつフェス来場者が楽しめるSNS ARフィルターを制作したい。自社にAR制作ノウハウがなく、短納期での制作が必要だった。

施策:ByARにAR制作を依頼。フェスのビジュアルイメージと世界観を反映したInstagram ARフィルターを制作。来場者がフィルターを使ってSNS投稿できる仕組みを構築。

効果:フェス当日・終演後も来場者によるSNS投稿が続き、オーガニックな情報拡散を実現。ARフィルターのシェア数・使用数が目標を大幅に上回った。

事例:チバリヨ2(パチスロ)おみくじwebAR×SNSキャンペーン

クライアント:チバリヨ2(パチスロタイトル)

課題:パチスロタイトルのプロモーションとして、ユーザーが参加型で楽しめるwebARキャンペーンを展開したい。

施策:QRコードをスキャンするとブラウザ上でおみくじARが楽しめるwebARを制作。結果をSNSでシェアする導線を設け、SNSキャンペーンと組み合わせて展開。

効果:アプリ不要のwebARで参加ハードルを下げ、多くのユーザーが参加。SNSシェアによるバイラル拡散でタイトル認知度の向上に貢献した。

6. よくある質問(FAQ)

Q. webARはプログラミング知識がないと作れませんか?

A. 簡単なwebARであれば、Blippar・Zapparなどのノーコードプラットフォームを使えばプログラミング知識なしでも作れます。ただし、高品質・高機能なwebARを商業利用する場合は、プログラミング知識が必要か、制作会社への依頼が適しています。

Q. 8thWallとZapparはどちらがおすすめですか?

A. 高品質・多機能なwebARを制作したい場合は8thWall(Niantic Studio)が業界標準です。より手軽に・低コストで始めたい場合や、マーカー型ARが目的であればZapparも選択肢に入ります。目的・予算・技術レベルに合わせて選ぶことをお勧めします。

Q. webARはiPhoneでも動きますか?

A. はい、動作します。iPhoneのSafariブラウザ(iOS 11以降)でwebARが動作します。ただし、Safariのバージョンや設定によっては一部機能が制限される場合があります。ByARでは制作前に動作確認環境を確認し、クライアントの想定ユーザー環境に合わせた最適化を行っています。

Q. webARの月額費用はどのくらいかかりますか?

A. ByARのwebARプランでは月額費用となっています。この費用にはARコンテンツのホスティング・配信費用が含まれます。制作費用(初期費用)とは別にランニングコストが発生する点を考慮して計画してください。

Q. webARで作れるコンテンツの種類を教えてください。

A. 主なwebARコンテンツの種類:フォトフレームAR・バーチャル試着AR・3Dキャラクター出現AR・商品プレビューAR・GPS連動のロケーションAR・おみくじ・ゲーム型インタラクティブAR・着物試着ARなど、幅広いコンテンツを制作できます。

Q. webARとSNS ARフィルターはどう違いますか?

A. webARはブラウザで動作し、URLやQRコードで配布します。SNS ARフィルター(Instagramフィルター等)はSNSのカメラ機能上で動作し、SNSプラットフォームを通じて配布します。webARはキャンペーンサイトへの誘導・EC連携などが柔軟にできる一方、SNS ARはSNS上での拡散力が強みです。目的に合わせて最適な手法を選びましょう。


本記事はByAR編集部が2026年3月時点の情報を基に作成しました。webAR技術・プラットフォームの仕様は変更される場合があります。最新情報はByAR公式サイトをご確認ください。

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