はじめに
ここでいう不動産業界は、戸建て・マンション・オフィスビルなどの売買や賃貸になります。具体的には、ハウスメーカー様、不動産仲介業者、不動産向け広告会社様など向けのAR活用方法の内容になります。
不動産テック
不動産業界にARの活用をすすめる理由として、不動産テックの需要が増していることがあります。
不動産テックとは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界の課題や従来の商慣習を変えようとする価値や仕組みのこと」です。
この不動産テックの需要が増えているかと以下の理由があります。
・労働人口減少による効率化
日本の労働人口が減り、効率化や生産性向上を求められていきます。またユーザー側も便利さから、デジタルに対応していることを必須にしていく傾向はこれから強くなっていきます。
・コロナ禍でのオンライン内見
コロナが落ち着いた昨今でも、非接触な対応は求められ、今後も対応が必要になると予測されます。
・費用対効果の高さ
ITの内容にもよりますが、人件費の高騰や人材不足からないかとIT導入の方が費用対効果が高くなることが多くなっています。
上記の理由などから、今後ますます不動産業界では、テクノロジー導入が必須要件となってきます。
AR導入のメリット
不動産テックの1つであるARは、前項でも記載した不動産業界の課題を解決するためのメリットがたくさんあります。
・家にいながら非接触で、不動産内覧が可能
・スマホ一つで体験できるため、ユーザー側のハードルが下がる
・内覧や家具シミュレーションで、購買意欲を向上させることができる
・費用対効果が高い
不動産AR タイプ別コンテンツ紹介
ポータル型
360度パノラマ画像タイプ
360度パノラマ画像タイプ
どこでもドアタイプ
一方向だけでなくユーザー側の操作で360°全体を見渡す事ができるため、全体の雰囲気を伝える事ができます。また360度画像さえあれば、実装できるコンテンツになるため比較的費用をおさえつつコンテンツを作ることが可能になります。360度画像の撮影はvartique社でも対応可能です。
ドアを付けることで仮想空間へ入っていくような不思議な体験が可能となります。360度画像だけのものより興味・関心を引くことが可能です。
平面認識型
3DCGタイプ
スキャンタイプ①
スキャンタイプ②
平面図などから不動産の建物を3DCGで制作し、ARで俯瞰的に見ることができます。ボタンをタップなどすることで、2F部分が切り離され、1F部分がより詳細に見えるようになります。動画や画像では難しい表現もARなどでは可能になります。
実際の住宅をスキャンして、AR化することも可能です。動画のようにサイズを大きくすることで、原寸大に近い形で中の様子を見ることができます。またスマホを持ちながら、自分が歩いて回ることで、より直感的な体験をしながら内覧ができるようになります。なおこちらのARはwebブラウザでも体験できるwebARで制作しました。
実際の住宅の周辺エリアもスキャンし、AR化したコンテンツになります。Google Mapの3Dビューで見ているのに近いものになります。
家具シミュレーション
ARであれば、どのような家具でも気軽に試し置きができます。原寸大での表示もできるため、室内でのシミュレーションやカラーバリエーションを用意しておけば、購入後の返品率を下げることも可能になります。
画像認識型
物件の図面や平面図をかざすと、物件の3DCGを出現させることができます。図面からより鮮明なビジュアルで情報を伝えることが可能になります。
まとめ
このように不動産にARをかけあわせることで、生活者は家にいながらスマホ一つで内覧、家具配置シミュレーンが可能になります。
メリットに記載した費用対効果が高い理由は、InstagramなどのSNSの機能にあるARを使えば一度コンテンツを制作してしまえば、毎月のランニングコストなどがかからず、ずっと無料で不動産に関連するARコンテンツを公開し続けることが可能になります。
上記で紹介したコンテンツは、web ARやSNS ARで制作が対応可能です。専用アプリなしで生活者にARコンテンツを提供することが可能になります。※web AR SNS ARとは
ARコンテンツ制作サービスBy ARでは、上記のようなコンテンツが全て制作可能になります。
下記サイトからもデモコンテンツなどを体験できます。
By AR ユースケース