「AR:拡張現実とは」
ARとは、「Augmented Reality」の略で、日本語では「拡張現実」と訳されます。
現実世界に、デジタルデータを出現させることが可能です。
例1:家具の試し置き
家具(椅子など)の3GCDを出現させることで、サイズや配置時の雰囲気等のイメージを持たせることが可能です。
例2:試着
体や顔を認識することで、洋服の試着シミュレーションをすることができます。
例3:キャラクター
アニメのキャラクターや企業のイメージキャラクターなどを現実世界に出現させて、一緒に写真を撮ることもできます。
AR・VR・メタバースの違い比較表
AR | VR | メタバース | |
イメージ画像 | |||
正式名称 | 拡張現実 (Augmented Reality) | 仮想現実 (Virtual Reality) | メタバース |
概要 | デジタルデータを現実世界に重ねて 情報を拡張・補完することが目的 | 仮想の世界を体験することが目的 | 多人数が同時に仮想空間で 交流できることが目的 |
デバイス | スマホ・タブレット ARグラス | VRゴーグル | スマホ・PC・各種XRデバイス |
視界 | 現実世界ととデジタルデータの 両方が見えている | デジタルデータ、バーチャル空間が 表示されている | デバイスによる |
接続人数 | 一人でもプレイは可能 | 一人でもプレイは可能 | 大人数での接続 |
ARとVRの違いは、見えている視界で考えるとわかりやすいです。
AR/VRなどをまとめてXRという言い方をしていましたが、2021年以降はこれらをまとめてメタバースとも呼ぶこともあります。
体験デバイス:スマホ ゴーグル コンタクト
スマートフォーン
今や日本人でもほとんどの人が持っているデバイス。
スマホさえあれば、大方のARコンテンツは体験できてしまうため、
様々な業界や幅広い用途に適したコンテンツが作れます。
グラス
金額は5万円〜25万円ほど。
それなりの価格帯ですが、スマホ越しのARと比べ、直接視界にコンテンツを表示させることができるので、迫力ある映像が手ぶらで体験できます。またグラス専用のコンテンツを楽しむことも可能です。
コンタクト
視界に直接、デジタルデータを表示するスマートコンタクトレンズ。
グラスよりもはるかに身軽に使用できます。
「Mojo Lens」の開発を行っており、先日CEO自らが装着実験を行い動作確認ができたとのことです。
活用シーン
ARは教育などの方面でも活用することができますが、プロモーション・ブランディング・イベントなど企業の
マーケティングに活用することが可能です。
プロモーション | |||||||
商品販促 | 来場促進 | キャンペーン | |||||
ポータル | トライアル | 地域活性化 商業施設 アミューズメント施設 コンビニ 飲食店 美容室 | プレゼント企画 チケット配布 無料体験 | ||||
観光地下見 不動産内見 仮想世界体験 (映画・漫画・アニメ) | 【家具】 机 椅子 ソファ ランプ 棚 | 【アパレル】 服 靴 帽子 眼鏡/サングラス ネックレス・ピアス/イヤリング | 【美容】 チーク リップ アイシャドウ アイライナー ヘアカラー | 【エンタメ】 映画 漫画 アニメ | 【小物】 バッグ 財布 ポーチ カードケース キーケース |
ブランディング | イベント(オンライン・オフライン) | 営業 | 人事 | 教育 | ||
ブランド紹介 | ブランド構築 | 企業 | 学校 | 商材 | 社内 | オフライン |
ブランド体験 事業紹介 | ブランド体験 商品説明 メッセージ | 展示会 入社式 キックオフ 周年 就活 懇親会 | 入社式 卒業式 オープンキャンパス 学園祭 | 営業資料 名刺 | 企業理念共有 社員教育 | 教科書 付録 授業 |
社外 | オンライン | |||||
採用 | e-Learning |
【重要】ARプラットフォーム 比較表
意外と言及されていませんが、ARを活用する上で、一番重要と言っても過言でないのがARのプラットフォームの選定になります。
web AR | SNS AR | 専用アプリAR | |
利用ハードル | ◎ | ○ | △ |
機能 | △ | ◎ | ◎ |
拡散性 | ○ | ◎ | × |
初期費用 | △ | ○ | × |
制作費用 | △ | ◎ | △ |
サーバー費用 | △ | ◎ | △ |
開発期間 | ○ | ○ | △ |
■各プラットフォームの概要
web AR
chromeやsafariなどのwebブラウザ上で体験可能。
SNS AR
ソーシャルARとも呼ばれ、Instagram/FacebookやTik Tok、SnapchatのSNSアプリ内の既存機能で一般ユーザーがARコンテンツを体験可能。
ARフィルターやARエフェクトとも呼ばれる。
専用アプリAR
専用のアプリをダウンロードした上でアプリ内でコンテンツを体験することが可能。
■利用ハードル
web ARは、スマホさえあれば年代問わずアクセスが可能になるためハードルが一番低くなります。
SNS ARはweb ARに比べるとハードルは少し高かくなりますが、主用SNSInstagramやFacebookの日本国内の合計アクティブユーザーは約6000万人と非常に利用率が高く、どちらかのアプリを持っていれば体験が可能です。
■機能
web ARは利用ハードル面で優れている反面、できる機能が限られています。
高機能の有料ツールを使えば、web ARでも色々な機能を実装できるのですが、費用が高くなってしまうねがネックになります。
SNS ARは機能が豊富で、SNSならではの機能などもあります。
体認識型では、顔だけでなく、体を認識することで没入感やリアルさをより出せる試着や仮装の体験が可能になります。
ポータル型では、どこでもドアのような扉を設置し、自分が中に進んでいくとコンテンツが見れたりと旅行の下見や不動産下見としても使用することができます。
ゲーム型では、よりエンタメ性が強いコンテンツが作成できユーザーとブランドの親密度を上げることが可能になります。
上記のタイプのARでは基本的にwebARでの実装が難しくSNS ARでないとできないコンテンツになります。
webARでもできないことはないのですが、精度が悪かったり、非常に高コストになってしまいます。SNS ARは精度が高くコンテンツも柔軟に作成できるところが魅力になります。
専用アプリは、ARを体験するのに必要なアプリケーションです。ダウンロードする必要があるため、ユーザーにとって手間がかかってしまいますが、何かに特化した機能を盛り込むことができます。例えば、製造工場向けARアプリでは、ARマニュアルやトレーニング用に活用できたりします。
■拡散性
web ARはブラウザ上で体験できる分アクセス数は伸びる傾向にあるものの、数あるwebサイトと同じで、ただ作るだけでは拡散はされません。
拡散を狙うものであれば、SNSやweb広告などでの告知が必要になります。
その分SNS ARは、公開するとSNS内でエフェクト一覧などに表示されたりするためユーザーに露出がされるため勝手に拡散が起こります。フォローしている誰かがARを使うと、それみたユーザーが今度は使用し、投稿することで無限の拡散が起こるようになります。
専用アプリARはアプリをダウンロードする必要があり、利用ハードルが高く、この時点で離脱してしまうユーザーが多くなり拡散は起こりづらくなります。
■費用
web ARは機能がシンプルなものであれば、そこまで維持費用はかかりません。
高機能のツールを使う場合は、維持費用なども多くかかります。またweb ARサービス制作サービスによっては、初期費用が発生するところもあります。
SNS ARは、サーバー代はSNS各社が負担するため、一度制作してしまえば、ずっと公開ができるようになります。どんなに拡散が起きても、費用は一切かかりません。もちろん初期費用も不要で、ダントツのコストパフォーマンスを誇ります。
専用アプリARは、初期費用やサーバー費用も発生し、総じてSNS ARより高くなる傾向があります。
■開発期間
こちらは内容によりますが、web AR SNS ARは1ヶ月〜2ヶ月ほどで実装可能なものが多いです。
まとめ
可能であればweb ARで全部やりたいところですが、総合的に優れているのは、機能面、拡散面、費用面でSNS ARに軍配が上がります。
またプロモーションやブランディング・イベントなどのARに活用する場合は、初期費用、維持費がかからないSNS ARがやはり優れています。
SNS ARの中でも、日本ではInstagramやTik TokのARフィルターが近年主流となっています。
vartiqueはweb ARでも様々なタイプのコンテンツを作っていますが、InstagramやTik TokのARフィルターのSNS ARでは制作実績がより豊富です。
その豊富な制作実績に蓄積された分析データなどから企画・提案からサポートが可能になります。
費用は企画や素材制作なども含めてweb AR、SNS AR共におおよそ60万円前後になる事が多いです。
内容によっては、15万円からでも提供できるコンテンツもございますのでお気軽に
詳しくはこちら ARサービス:By AR